秘密の壺

備忘録 思ったこと 感じたこと 吐露する壺

MISSION1111 2020.11.11

小雪ちゃんの誕生日イベントに参加しました

 

何回か前の施術の時に

お前には経験が足りない

一緒にやってやると言われ

この中ならどの曲でもいいからと潦のCDを渡されました

何回も聴いて、数曲候補をあげて連絡しました

その時はアルトサックスで吹くつもりでした

いつ吹くかも決めてませんでした

 

先生とサックスの話をすると

いつも話題になるのはソプラノサックスで

漠然と先生はソプラノの音を求めてるのかな…と思っていました

私は実はソプラノサックスが苦手で

いつも避けて通ってきたから

ここは苦手を克服しろということなのかなと思いました

先生にソプラノでやりますと連絡しました

いつやりますか?と聞くと

小雪の誕生日やな、サプライズや!

と言われ、大慌てで練習を開始しました

(この時すでに10月…)

 

先生から「楽譜を見るな」といわれていたので

歌詞を書いて覚えました

当日も楽譜のように持っていたのは

歌詞カードで、頭が真っ白になった時に咄嗟に吹けるように

出だしの音だけメモしておきました

 

当日まで1度も合わせる時間がなくて

不安で不安で落ち着かず

リハーサルでも案の定噛み合わず

先生の「大丈夫だから」の言葉も半信半疑で

私の心がよそを向いてしまっていて

それをどうやって戻したらよいのか途方に暮れていました

 

楽屋で衣装に着替えたら少し落ち着き

お尻を叩かれて少し落ち着き

化粧をして少し落ち着き

 

いよいよイベント開始で先生が楽屋を出る時に

おまん、舞台でまずはブチューって見せつけてやろうな

演奏中はオレを見てな、オレを見るんやで

と言われ

 

私のとっちらかった感情をまとめてくれてるんだなぁと思いました

ご褒美がわかったらスイッチがガツンと入る私のチョロさも先生はお見通しなんだなと

 

そうは言っても

一度緊張してしまってるものは

解れるわけなくて

胃痛が始まり、誤魔化すために

お酒をどんどん飲み、でも酔えなくて

緊張しまくってる状態で舞台に出ました

 

ウォッカを飲まされた途端

スコーン!とアルコールが巡り始め

開き直ることができました

そこからの記憶がほとんどない😓

演奏中に先生の顔を見るのが

恥ずかしくて恥ずかしくて…という感覚は覚えてて

終演後に先生から全然見てなかったとお仕置されました

次は見つめ合っても平常心を保てるようになりたいと思いました

 

ステージを終えて

皆さんからお褒めの言葉をたくさん頂き

おひねりまで頂き、感謝しきりでした

他の方のステージもすごく勉強になりました

自分の世界観にいかに引き込むか

魅せる技術、日々の鍛錬、継続の力を感じました

 

いただいた私の動画を見たら

自然と手拍子が起きていて

皆さんの身体が揺れていて

私も届く演奏が出来ていたことに嬉しくなりました

 

小雪ちゃんの誕生日という

ある種の背水の陣がなければ

絶対に手を出さなかったソプラノ

地道に練習したらどんな本番も乗り切れるという自信も少し持てました

贈り物としての演奏のはずが

ものすごく沢山のことを得る結果となり

改めて小雪ちゃんの懐の深さを実感しました

 

小雪ちゃん、お誕生日おめでとう

そして、ありがとう